私たちは、地域で生活する障害者等の人権を尊重し、
その人らしく生きることを支えます。
チームワークによる支援
「特定非営利活動法人地域生活サポートまいんど」は平成13年12月に設立されました。当時、地域精神保健福祉連絡協議会の委員であった、当事者、家族、民生委員、医師、市民団体福祉関係者、三浦半島北部地域の行政(鎌倉市、逗子市、葉山町)職員が設立準備委員となり、協議を重ねました。そして、平成14年4月公設民営というかたちで「精神障害者地域生活支援センターとらいむ」を開設、運営を開始しました。
平成18年10月障害者自立支援法が施行されたことで、三障害が一元化され、責任主体が市町村へ移行するなど、障害福祉を取り巻く環境が変化してきました。現在、当法人は鎌倉市から委託を受け、相談支援と地域活動支援センターを中心とする「地域生活サポートセンターとらいむ」、障害者雇用を推進する「鎌倉市障害者二千人雇用センター」を運営しています。また、障害福祉サービスでは4つの就労継続支援B型事業所、「かまくらふれんず」、「れざみ」、「ジャックと豆の木」、「みらたね」。就労移行支援・就労定着支援事業所「就労サポートセンターねくすと」、居宅介護事業所「愛生会」、自立訓練(生活訓練)事業所「りりぃふ」を運営しています。
私たちは、その人らしい生活ができる様、地域での支援に日々励んでおります。しかし、まだまだ力の及ばないことが沢山あります。例えば、ひきこもり状態で孤立している人、就労したいが難しい人、また医療に繋がることができていない人。他にも、幼少期、思春期、妊娠出産期、青年期から更年期まで、それぞれの人生の様々な場面で揺れ動く精神症状等々。
そのような障害があっても無くても、私たちは同じ時代、同じ地域で暮らしている「生活者」です。私たちは、一方通行ではなく相互のかかわりの中で、当事者の「ちから」をもらい、支援という形によってその「ちから」を活かしていきたいと考えております。そのためには、双方の理解と変化が必要です。世の中には、困りごとや希望を持っている人がたくさんおられます。私たちまいんどは、その声にならぬ想いにも耳を傾け、寄り添います。そして、必要に応じて様々な支援者等や地域の方々とチームを組みながら、その人のこれからの暮らしを応援していきます。
理事長 小川研一